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通達:変異原性が認められた化学物質に関する情報について

 

変異原性が認められた化学物質に関する情報について

平成29年11月22日基安化発1122第4号

(都道府県労働局労働基準部健康主務課長あて厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課長通知)

 

標記については、平成29年11月21日付け基発1121第2号「変異原性が認められた化学物質の取扱いについて」により厚生労働省労働基準局長から通知されたところであるが、当該化学物質に関する下記の資料を送付するので、業務の参考とされたい。

おって、関係事業者団体の長あて、別添のとおり送付したので了知されたい。

 

別紙1 変異原性が認められた届出物質に関する情報一覧

別紙2 変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧

 

別紙1 変異原性が認められた届出物質に関する情報一覧

 

安衛法官報

通し番号

名称公表年月日

名称公表告示番号

名称

構造式

性状

用途の例

1

25490

平成28年12月27日

厚生労働省告示第436号

エチル=グリオキシラート重合物とトルエンの混合物

無色油状

医薬品中間体原料

2

25519

2―クロロ―2’―(2―フルオロベンゾイル)―N―メチル―4’―ニトロアセトアニリド

別添参照

白色粉末

医薬品中間体

3

25524

1―{4―[2―(2,4―ジアミノフェノキシ)エトキシ]フェニル}―2―ヒドロキシ―2―メチルプロパン―1―オン

別添参照

淡褐色粉末

化学工業用原料

4

25542

1―{4―[2―(2,4―ジニトロフェノキシ)エトキシ]フェニル}―2―ヒドロキシ―2―メチルプロパン―1―オン

別添参照

淡黄色固体

中間物

5

25548

3,4―ジブロモブタン―2―オン

別添参照

透明液体

製造中間体

6

25550

ジメチル=2,2’―({5―アセトアミド―4―[(2―ブロモ―4,6―ジニトロフェニル)ジアゼニル]―2―メトキシフェニル}イミノ)ジアセタート

別添参照

青色固体

分散染料

7

25551

ジメチル=2,2’―({5―アセトアミド―2―メトキシ―4―[(5―ニトロ―2,1―ベンゾチアゾール―3―イル)ジアゼニル]フェニル}イミノ)ジアセタート

別添参照

緑色固体

分散染料

8

25616

3―ブロモブタ―3―エン―2―オン

別添参照

透明液体

製造中間体

9

25620

ヘキサ―5―エン―1―イル=メタンスルホナート

別添参照

無色液体

香料の中間体

10

25622

5―{[4―(ベンジルオキシ)―2―ニトロフェニル]ジアゼニル}―6―ヒドロキシ―1,4―ジメチル―2―オキソ―1,2―ジヒドロピリジン―3―カルボニトリル

別添参照

黄色固体

分散染料

11

25683

平成29年3月27日

厚生労働省告示第85号

1,2―キシレンと1,3―キシレンと1,4―キシレンと1―ブロモブタ―2―エンの混合物

黄色液体

合成化学品原料

12

25708

(E)―6―クロロヘキサ―2―エナール

別添参照

微黄色透明液体

合成化学品原料

13

25710

(E)―7―クロロヘプタ―2―エナール

別添参照

淡黄色液体

合成化学品原料

14

25714

1―[4―(クロロメチル)フェニル]―1H―ピラゾール

別添参照

淡黄色固体

試験研究

15

25736

ジヒドロキシ(5―フェニル―2―チエニル)ボラン

別添参照

薄灰色結晶

電気・電子材料の中間体

16

25748

2,3―ジブロモプロパン酸

別添参照

白色粉末

めっき原料

17

25754

2,4―ジメチル―5―(4―ニトロフェノキシ)ピリミジン

別添参照

微黄色粉末

医薬品の中間体

18

25782

ビス(4―ニトロフェネチル)=アジパート

別添参照

白色粉末

液晶配向膜用モノマーの原料

19

25818

2―ブロモ―1―(オキサン―4―イル)エタノン

別添参照

淡褐色粉末

医薬品原料の中間体

20

25821

2―ブロモ―5―フェニルチオフェン

別添参照

薄橙色結晶

電気・電子材料の中間体

21

25889

平成29年6月27日

厚生労働省告示第231号

エチル=グリオキシラート

別添参照

淡黄色液体

医薬品中間体

22

25890

エチル=4―(クロロスルホニル)ベンゾアート

別添参照

淡黄色粉末

治療用原薬製造用原料

23

25939

((6R,7R)―3―(クロロメチル)―2―{[(4―メトキシベンジル)オキシ]カルボニル}―8―オキソ―5―チア―1―アザビシクロ[4.2.0]オクタ―2―エン―7―イル)アンモニウム=クロリド

別添参照

淡黄色粉末

医薬品中間体

24

25940

クロロ(ヨード)メタン

別添参照

液体

合成用溶媒

25

26049

1―(ブロモメチル)―4―(トリフルオロメトキシ)ベンゼン

別添参照

無色液体

治療用原薬製造用原料

26

26200

平成29年9月27日

厚生労働省告示第309号

2―(クロロメチル)―3,4―ジフルオロアニソール

別添参照

白色固体

医薬品中間体

27

26201

クロロメチル=メチル=カルボナート

別添参照

無色透明液体

医薬品中間体

28

26216

([1,3]ジオキソロ[4,5―f][1,3]ベンゾチアゾール―6―イル)アンモニウム=ブロミド

別添参照

灰白色~淡黄緑色粉末

中間体

29

26271

トルエンと(E)―ペンタ―2,4―ジエナールの混合物

淡黄色液体

合成化学品原料

30

26299

2―フェニル―1,10―フェナントロリン

別添参照

黄白色結晶

電子材料

31

26311

4―(4―tert―ブチルフェニル)―1,4―オキサチアン―4―イウム=メチル=スルファート

別添参照

白色固体

フォトレジスト材料

32

26345

N―ベンジル―1―メトキシ―N―[(トリメチルシリル)メチル]メタンアミン

別添参照

黄色液体

治療用原薬製造用原料

別添 変異原性が認められた届出物質の構造式

安衛法官報

通し番号

構造式

安衛法官報

通し番号

構造式

25519

図

25620

図

25524

図

25622

図

25542

図

25708

図

25548

図

25710

図

25550

図

25714

図

25551

図

25736

図

25616

図

25748

図

25754

図

25939

図

25782

図

25940

図

25818

図

26049

図

25821

図

26200

図

25889

図

26201

図

25890

図

26216

図

26299

図

26345

図

26311

図

 

 

別紙2 変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧

 

化審法・安衛法

官報公示整理番号

CAS No.

名称

構造式等

常温の性状等(固体、液体、気体)

用途

変異原性試験結果の概要 ※1

出典

1

3―883

101―63―3

4,4’―ジニトロジフェニルエーテル

図

固体

融点:144℃

沸点:―

蒸気圧:―

有機合成中間体

Ames試験最大比活性値:1.5×104Rev./mg

・化学工業日報社

・厚生労働省

2

4―324

479―27―6

ナフタレン―1,8―ジイルジアミン

図

固体

融点:64℃

沸点:205℃

蒸気圧:―

染料中間体

Ames試験最大比活性値:1.5×105Rev./mg

・化学工業日報社

・厚生労働省

3

1―546

7446―08―4

二酸化セレン(Ⅳ)

SeO2

固体

融点:340℃

沸点:―

蒸気圧:―

酸化剤,触媒,顔料,軽合金表面処理

Ames試験最大比活性値:2.7×103Rev./mg

・化学工業日報社

・厚生労働省

4

3―223

455―14―1

4―(トリフルオロメチル)アニリン

図

液体

融点:8℃

沸点:117℃/8kPa

蒸気圧:―

有機合成中間体

Ames試験最大比活性値:9.3×102Rev./mg

・化学工業日報社

・厚生労働省

5

3―707

2835―99―6

4―アミノ―3―メチルフェノール

図

固体

融点:177―179℃

沸点:―

蒸気圧:―

有機合成中間体

Ames試験最大比活性値:2.4×103Rev./mg

・化学工業日報社

・厚生労働省

6

4―704

72―48―0

1,2―ジヒドロキシ―9,10―アントラキノン

図

固体

融点:290℃

沸点:430℃

蒸気圧:―

媒染染料

Ames試験最大比活性値:4.3×104Rev./mg

・化学大辞典

・厚生労働省

※1 各変異原性試験の判断基準

○ 微生物を用いる変異原性試験(Ames試験)において強い変異原性が認められるとする比活性値は、概ね1,000(revertants/mg)以上

○ ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験において強い染色体異常誘発性を示すと評価する濃度は、D20値が概ね0.01(mg/ml)以下

○ マウスリンフォーマTK試験では、いずれかの試験系で突然変異頻度が陰性対照の4倍、又は陰性対照より400×10-6を超えて増加している場合、強い陽性と判断

○ in vivo小核試験で陽性が出た場合には、強い陽性と判断

 

別添

○変異原性が認められた化学物質に関する情報について

平成29年11月22日基安化発1122第3号

(別添の団体の長あて厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課長通知)

標記につきましては、平成29年11月21日付け基発1121第1号「変異原性が認められた化学物質の取扱いについて」により厚生労働省労働基準局長から通知したところですが、当該化学物質に関する下記の資料を送付いたしますので、貴会傘下会員又は傘下事業場への周知の参考として御活用いただければ幸甚に存じます。

別紙1 変異原性が認められた届出物質に関する情報一覧

別紙2 変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧

(別紙1及び別紙2 略)

(別添)

一般社団法人日本化学工業協会

一般社団法人日本化学品輸出入協会

化成品工業協会

農薬工業会

日本製薬団体連合会