第48期愛知県労働委員が公表される

非連合委員の任命はゼロ!

竹内

 11月27日に第48期愛知県労働委員会委員(任期2025年12月1日~2027年11月30日))の名簿が公表されました。

 労働法学者が半世紀ぶりに任命されたことは、労働者の信頼を回復し、再生をめざす上で重要な一歩であり、私たち愛労連の運動の成果です。

 しかし、非連合委員の任命、女性委員の増員、非正規労働者の任命、医療福祉分野からの任命、何よりも不当労働行為とのたたかいの経験のあるものを任命するという点では、まったくのゼロ回答でした。

 12 月8日(月)、愛労連・愛知国民春闘共闘委員会・名古屋ふれあいユニオンは今回の任命について、愛知県大村知事に対し、「第48期労働者委員会労働者委員の不当任命に抗議する」とした申し入れを15人で行いました。県からは労働局就業推進監と労働局福祉課長が対応しました。

参加者から「どうやって委員を選定したのか」「大企業の労働組合の役員だけでは多様な意見が反映されない」「ジェンダー平等をどう考えているのか(7人の労働者委員中、女性委員は2人)」「医療や福祉分野からの労働相談が多いが委員にいない」などと指摘しました。 これに対し、県側は「総合的に任命」「女性比率を優先してはいない」「(医療福祉の分野からの登用について)特定の産業分野から選任しているわけではない。分野に関係なく誠実に職務に専念している。多様な潮流については判断の材料の一つ。多様性は大事」などと答えるにとどまりました。

(記 執行部)