3月13日(木)

春闘要請行動を実施!

natocotousinkasei

 25春闘における先陣を切った大企業の賃上げ回答が出た翌日の3月13日に私たち全国一般愛知地本は愛労連の支援も受けながら地本参加の2職場(ナトコ及び東信化成)へ要請行動を行いました。新型コロナ感染の終息後に再会した昨年に続く取り組みです。

 今回は、全国一般労働組合としても99%以上を占める中小企業に対する国としての様々な支援策を行うように中小企業庁へ働きかけているとして、その資料を会社に提出しながら今春闘における生活向上に繋がる賃上げをしてもらいたいと要請していきました。特に、大企業の数次にわたる下請け事業所を守ることが、ひいては自らの事業を発展させることにつながるものだ、という視点でコスト増分の価格転嫁を阻害しないように指導強化することや、元請け企業の優越的地位の濫用を取り締まること、などを監督官庁に要請していることを訪問先会社へ説明し、これまでの商慣習の意識を変えること(=マインドチェンジ)が肝要であると訴えました。

【ナトコ】

 今年の春闘にあたって、物価高に負けないような賃上げを行うように会社への要請を行いました。BtoB産業ゆえの値上げの難しさも聞かれましたが、これまで賃上げに消極的だったが、今後はしっかり取り組みたい、という話も出ました。昨年のベアは、千八百円でした。今年は平均3万円の要求です。それ位上がらないと生活や将来が成り立たない等と組合は要請していきました。

【東信化成】

 保管費用を一部出して貰っているが、元請けからの仕事の取り合いになっており、常に競争状態の中で、価格の安い所に仕事が回っていくので”価格転嫁”までは、なかなか・・という現状が会社から説明されました。恐らく、殆どの下請け事業所が抱えている問題であろうと思われます。

 組合からは冒頭の趣旨を説明しながら、それなりの賃金改善をしないと人材確保もできなくなると訴えていきました。

(記 執行部)