=24国民春闘の賃上げ状況:4月8日発表=

単純平均7,853円・加重平均7,312円

時給獲得単純平均は43円でした!

 

回答引き出しと妥結状況 について

4 月4日の第4回目24春闘賃上げ集計は、21単産・部会から報告が寄せられています。回答引出し組合は、前回調査(3月28日時点:670組合)から124組合増え、794組合となりました。

回答引出し組合のうち、金額もしくは率が明らかになっている有額回答を得たのは473組合(59.6%)で、前年同期(2023年4月6日現在)の64.1%を4.5㌽下回っています。

妥結・収拾方向は回答引出し組合の24.1%にあたる191組合となっています。

回答の内容 は・・

有額回答を得た組合での単純平均(一組合あたりの平均)は7,853円・2.92%となりました。

前回調査(3月28日:7,904円・2.87%)から51円減・0.05㌽増となり、前年同期(2023年4 月6日:6,368円・2.38%)を1,485円・0.54㌽上回っています。

加重平均(組合員一人あたりの平均)は 7,312 円・2.40%で、前回調査(7,638 円・2.58%)から326円・0.18㌽減少しましたが、前年同期比(5,919円・2.07%)では1,393円・0.33%上回っています。

前年実績と金額で比較可能な 395 組合の単純平均額を見ると、今期は 8,056 円で前年実績6,875 円を1,181 円上回っています。引上げ率では、256組合の単純平均で2.93%と前年実績比0.36 ㌽増(小数第三位以下四捨五入)となっています。前年実績を超える回答を引き出した組合は額で239組合(60.5%)、引き上げ率では146組合(57.0%)となりました。前回調査時点(金額:199 組合・57.7%、引き上げ率:125組合・54.6%)から額で2.8㌽、引き上げ率で2.4㌽増加しています。

1 万円以上の5桁回答を勝ち取った組合は前回調査(107組合)から19組合増え、前年同期(81組合)を45組合上回る126組合となりました。

まだ有額回答引出し組合が少ないものの、春闘後半戦にヤマ場を迎える産業でも高水準の回答を引き出しており、4月1日から13日の回答促進強化旬間も起点にしたたたかいが各職場で進められています。

パートやアルバイトなど非正規雇用で働く仲間の賃上げ状況 は・・

非正規雇用で働く仲間の賃上げ状況は、別表の9単産142組合から339件の獲得報告が寄せられています。

このうち時給制労働者では211件の獲得となり、引き上げ額が判明している174組合の単純平均額は43 円となっています。引上げ率では26 件平均で4.21%です。前年実績(31.5 円・2.93%)を額で11.5円、率で1.28%上回る回答を引き出しています。

月給制労働者では59件の獲得となっており、引き上げ額は56件平均4,982円、引き上げ率では15件平均3.39%となっています。

再雇用者の賃上げ状況は、時給制で34、月給制で34の獲得となっています。時給制の引き上げ額では34件平均40.2円、引き上げ率では9件平均4.17%となりました。月給制では、引き上げ額で32件平均5,923円、引き上げ率10件平均3.26%となっています。

(発表:国民春闘共闘委員会)

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