謹賀新年

2022年:新年を迎えての委員長挨拶

 昨年は、新型コロナ感染症第5波の波のもと医療崩壊が起こり「救えるはずの命が救えない」ことに多くの方が胸を痛めました。2年にわたるコロナ禍は日本経済を深く傷つけ、多くの労働者・国民が深刻な打撃を受けています。
 総選挙では、市民と野党の共闘が自公とその補完勢力を追い詰めるところまで攻め込みましたが、政権交代の足掛かりを作るには至りませんでした。
 今や「世界で最も賃金が安い国」となりつつある日本を救うのは、全国一律最低賃金制を実現し賃金の大幅底上げが不可欠です。政治には、労働者・国民が「8時間働いて安心して暮らせる社会」を早期に作ることが望まれます。

 22春闘で、ストライキを構えて、要求を前進させ賃金の底上げとなるベースアップを勝取り、夏の参議院選挙では労働者・国民の方に寄り添い政策を進める政党の前進に向けて奮闘していくこと、誰もが希望の持てる公正な社会を労働組合と一緒に作りましょう。

 最後に、愛知地本が現在かかえている3争議(アクリルの10名解雇、アンセイ渡辺さんの不当配転、エフエム愛知の高橋さんの差罰待遇)の勝利解決にむけて全力で取り組んでいきましょう。
 本年も執行部は奮闘する決意です。よろしくご協力の程をお願いいたします。

(愛知地本執行委員長 煤本國治)