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変異原性が認められた化学物質に関する情報について
平成30年12月6日基安化発1206第2号
(都道府県労働局労働基準部健康主務課長あて厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課長通知)
標記については、平成30年12月5日付け基発1205第4号「変異原性が認められた化学物質の取扱いについて」により厚生労働省労働基準局長から通知されたところであるが、当該化学物質に関する下記の資料を送付するので、業務の参考とされたい。
おって、関係事業者団体の長あて、別添のとおり送付したので了知されたい。
記
別紙1 変異原性が認められた届出物質に関する情報一覧
別紙2 変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧
別紙1 変異原性が認められた届出物質に関する情報一覧
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安衛法官報通し番号 |
名称公表年月日 名称公表告示番号 |
名称 |
構造式 |
性状 |
用途の例 |
1 |
26401 |
平成29年12月27日 厚生労働省告示第364号 |
1H―インデン―1―イル(メチル)(フェニル)(2,3,4,5―テトラメチルシクロペンタ―2,4―ジエン―1―イル)シラン |
別添参照 |
褐色液体 |
触媒の中間体 |
2 |
26412 |
{2,2’―[エチレンビス(アザン―1―イル―1―イリデン―κN―メタン―1―イル―1―イリデン)]ビス(フェノキシド―κO)}鉄とμ―オキシド―ビス({2,2’―[エチレンビス(アザン―1―イル―1―イリデン―κN―メタン―1―イル―1―イリデン)]ビス(フェノキシド―κO)}鉄)の混合物 |
別添参照 |
黄褐色粉末 |
触媒 |
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3 |
26426 |
3―クロロ―1,1―ジフルオロアセトンの水溶液 |
別添参照 |
透明液体 |
医薬品中間体 |
|
4 |
26482 |
3,3,5―トリクロロピリジン―2,4(1H,3H)―ジオン |
別添参照 |
黄色粉末 |
医薬品原薬の中間体 |
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5 |
26507 |
6―ビニルナフタレン―2―オール |
別添参照 |
白色~淡黄色固体 |
製造中間体 |
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6 |
26591 |
平成30年3月27日 厚生労働省告示第135号 |
(4―イソプロピルフェニル)(4―トリル)ヨードニウム=トリフルオロ[トリス(ペンタフルオロエチル)]―λ5―ホスファヌイド |
別添参照 |
淡橙色固体 |
光酸発生剤 |
7 |
26638 |
4―クロロイソキノリン―3―アミン |
別添参照 |
薄黄色固体 |
医薬品中間体 |
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8 |
26657 |
(1R)―8―クロロ―1―メチル―2,3,4,5―テトラヒドロ―1H―3―ベンゾアゼピン―3―イウム=クロリド―水(2/1) |
別添参照 |
白色粉末 |
医薬品 |
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9 |
26659 |
2―(クロロメチル)―3―ヨードトルエン |
別添参照 |
淡褐色固体 |
治験原薬の中間体 |
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10 |
26674 |
4―シクロプロピルイソキノリン―3―アミン |
別添参照 |
黄緑色固体 |
医薬品中間体 |
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11 |
26691 |
(2S)―1―[2,2―ジフルオロ―2―(1―ヒドロキシ―3,3,5,5―テトラメチルシクロヘキシル)アセチル]ピロリジン―2―カルボアルデヒド |
別添参照 |
白色粉末 |
製造中間体 |
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12 |
26698 |
4―(ジブロモメチル)―3―メトキシベンゾニトリル |
別添参照 |
褐色粉末 |
医薬品中間体 |
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13 |
26702 |
N―[4―(ジベンゾ[b,d]フラン―4―イル)フェニル]ビフェニル―4―アミン |
別添参照 |
白色粉末 |
有機EL材料中間体 |
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14 |
26745 |
4―(2―ヒドロキシエチル)―2―ニトロベンゼンジアゾニウム=クロリドを主成分とする、亜硝酸ナトリウムと2―(4―アミノ―3―ニトロフェニル)エタノールと塩化水素の反応生成物 |
別添参照 |
黒色液体 |
ポリマー原料の中間体 |
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15 |
26785 |
3―(ブロモメチル)ブタ―3―エン―1―イル=プロピオナート |
別添参照 |
暗褐色液体 |
合成化学品原料 |
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16 |
26995 |
平成30年6月27日 厚生労働省告示第250号 |
(2―フルオロ―4―ニトロフェニル)アセトニトリル |
別添参照 |
黄色固体 |
治験薬中間物 |
17 |
26996 |
{(1R,2S)―2―(3―フルオロフェニル)―2―[(トシルオキシ)メチル]シクロプロピル}メチル=アセタート |
別添参照 |
粉末 |
医薬品原薬の中間体 |
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18 |
27009 |
ペンタ―2―イン―1―オールの臭素化反応生成物の1―ブロモペンタ―2―イン精製時の蒸留残渣 |
― |
橙色~褐色液体 |
廃棄物 |
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19 |
27089 |
平成30年9月27日 厚生労働省告示第338号 |
オキシラン―2―イルメチル=ジフェニルホスフィナート |
別添参照 |
淡黄色~褐色 |
合成樹脂原料 |
20 |
27100 |
1―クロロ―2―(クロロメチル)―4―ニトロベンゼン |
別添参照 |
淡黄色結晶 |
農薬中間体 |
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21 |
27101 |
2―クロロ―1―(クロロメチル)―3―ニトロベンゼン |
別添参照 |
淡黄色結晶 |
農薬中間体 |
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22 |
27112 |
2,5―ジオキソピロリジン―1―イル=9H―フルオレン―9―イルメチル=カルボナート |
別添参照 |
白色固体 |
電子材料 |
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23 |
27126 |
ジフェニルホスフィノイル=クロリド |
別添参照 |
黄色~黄褐色 |
合成樹脂原料 |
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24 |
27157 |
N,N,N’,N’―テトラキス(オキシラン―2―イルメチル)―3,3’―スルホニルジアニリンを主成分とする、2―(クロロメチル)オキシランと3,3’―スルホニルジアニリンと3,4’―スルホニルジアニリンの縮合反応生成物 |
別添参照 |
黄色粘性状液体 |
電子材料 |
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25 |
27174 |
3―[3―(トリフルオロメチル)フェニル]プロピル=メタンスルホナート |
別添参照 |
白~微褐色固体 |
医薬品中間体 |
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26 |
27233 |
6―ブロモ―1,4―ジオキサスピロ[4.4]ノナン |
別添参照 |
微黄色液体 |
医薬品中間体 |
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27 |
27261 |
メチル=ヒドラジンカルボジチオアート |
別添参照 |
白色固体 |
医薬品中間体 |
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28 |
27262 |
メチル=6―(プロパ―2―イン―1―イルオキシ)―2―ナフトアート |
別添参照 |
茶褐色結晶 |
電子材料原料 |
別添 変異原性が認められた届出物質の構造式
安衛法官報通し番号 |
構造式 |
安衛法官報通し番号 |
構造式 |
26401 |
26412 |
||
26426 |
26482 |
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26507 |
26591 |
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26638 |
26657 |
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26659 |
26674 |
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26691 |
26698 |
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26702 |
26745 |
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26785 |
26995 |
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26996 |
27089 |
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27100 |
27101 |
||
27112 |
27126 |
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27157 |
27174 |
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27233 |
27261 |
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27262 |
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別紙2 変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧
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化審法・安衛法 官報公示整理番号 |
CAS No. |
名称 |
構造式等 |
常温の性状等(固体、液体、気体) |
用途 |
変異原性試験結果の概要 ※1 |
出典 |
1 |
5―5119 |
2475―44―7 |
ソルベント ブルー―78 |
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固体 融点:― 沸点:― 蒸気圧:― |
― |
Ames試験最大比活性値:3.9×104Rev./mg |
・厚生労働省 |
※1 各変異原性試験の判断基準
○ 微生物を用いる変異原性試験(Ames試験)において強い変異原性が認められるとする比活性値は、概ね1,000(revertants/mg)以上
○ ほ乳類培養細胞を用いる染色体異常試験において強い染色体異常誘発性を示すと評価する濃度は、D20値が概ね0.01(mg/ml)以下
○ マウスリンフォーマTK試験では、いずれかの試験系で突然変異頻度が陰性対照の4倍、又は陰性対照より400×10-6を超えて増加している場合、強い陽性と判断
○ in vivo小核試験で陽性が出た場合には、強い陽性と判断
[別添]
○変異原性が認められた化学物質に関する情報について
平成30年12月6日基安化発1206第1号
(別添の団体の長あて厚生労働省労働基準局安全衛生部化学物質対策課長通知)
標記につきましては、平成30年12月5日付け基発1205第3号「変異原性が認められた化学物質の取扱いについて」により厚生労働省労働基準局長から通知したところですが、当該化学物質に関する下記の資料を送付いたしますので、貴会傘下会員又は傘下事業場への周知の参考として御活用いただければ幸甚に存じます。
記
別紙1 変異原性が認められた届出物質に関する情報一覧
別紙2 変異原性が認められた既存化学物質に関する情報一覧
(別添)
一般社団法人日本化学工業協会
一般社団法人日本化学品輸出入協会
化成品工業協会
農薬工業会
日本製薬団体連合会